右大腿石灰化上皮腫 手術

 2月中旬の話である。好酸球副鼻腔炎手術の3週間前であり手術らしい手術はこの日が初めての事でとても緊張した。皮膚科に到着をしてすぐに呼ばれベッドに案内される。ズボンを脱ぐように言われる。

 

 片方だけ脱げばいいのでパンツ姿だと看護師さんや先生が女性なので又間が若干膨らんでいるとセクハラになるのではないかと深読みをしていた。その考えもあり片方だけ脱ぎつつ又間のふくらみが見えないようにズボンを上手くかぶせる。

 

 看護師さんが「剃毛しますよ」と言う。なぜそれをするのかというと手術をした後にガーゼをはりその上にテープで固定をする。抜糸の際にテープを剥がすと毛がむしられるような痛みがありそれを予防するためだ。

 

 事前に自分ですれば良かったのだが剃毛してくれるのであればそれで良い。だが範囲が狭い。かなり不安だ。

 

 主治医の先生が来て消毒をして麻酔を打つのだがこれが痛い。「グニュニュニュ」と入ってくるたびに鈍い痛みがする。縦に5センチ切るので広範囲に麻酔が入る。その後、神のシートをかぶせて手術部分だけ穴が開いている。

 

 テレビドラマで見た事ある。これ以上怖くて見れないので目を閉じるか天井を見ていた。先生が「どうですか?」麻酔箇所を入念にもみ痛むか聞いてくる。触れられているのは分かる。同じ感じで何度か聞いてくる。いつ始まるのかそわそわしていた。とんでもない量の脂汗が出る。

 

 10~20分過ぎたがまだ始まらない。逆にそれが怖い。しかし看護師さんが血の付いたガーゼを受け取って糸らしきものを持ってきたので『えっ?』と言うともうすでに切り終えて組織を取っていた。切られている事に気づかなかった。

 

 切ったところを縫い終り。一番痛いのは麻酔を注入されている時だった。取られた組織を見ると焼肉屋のホルモンみたいのがでてきた。人も似たようなもんだ。

 

 腫瘍については以前、打撲したの脂肪が壊死をして硬くなったものだと聞いた。検査結果が1か月後に分かるのでその時に来ると分かるとの事。

 

 親知らずを抜く時も大変であったがこの時に今迄で手術らしい手術をするのは初めてで焦ったがまあ何とかなる。

 

 一週間後に抜糸をして暫く安静との事、スクワットをすると再手術する恐れがあるからしばらくはしないようにと言われた。金額は薬代を入れて大体16000円程度(抜糸含む)

 

以上